フォークリフト技能講習ガイド
フォークリフト技能講習は何時間?11・15・31・35時間コースの受講条件
更新日:2026年09月28日

フォークリフト運転技能講習の受講時間は、全員一律ではありません。保有する自動車免許とフォークリフト運転業務の経験によって、11時間・15時間・31時間・35時間の区分があります。
普通自動車免許などを持ち、経験による免除を受けない人は31時間が基本です。科目免除がない人は35時間。大型特殊免許(カタピラ限定を除く)を持つ人や、所定の自動車免許と運転業務経験の両方がある人は11時間、6か月以上の運転業務経験がある人は15時間の候補になります。
ただし、運転経験による免除では、特別教育修了証や事業主の経験証明などを求められることがあります。この記事で候補を確認した後、必ず申込先の登録教習機関に書類を提示して、受講区分を確定してください。
フォークリフト技能講習の時間は11・15・31・35時間
科目免除がない場合、フォークリフト運転技能講習の法定カリキュラムは、学科11時間と実技24時間の合計35時間です。保有免許や運転業務経験に応じて一部の科目が免除されるため、受講時間が4区分に分かれます。
| 時間区分 | 主な対象者 | 免除される科目 |
|---|---|---|
| 11時間 | 大型特殊免許(カタピラ限定を除く)を持つ人、または所定の自動車免許と3か月以上の運転業務経験がある人 | 走行装置の学科4時間、走行操作の実技20時間 |
| 15時間 | フォークリフト運転業務の経験が6か月以上ある人 | 走行操作の実技20時間 |
| 31時間 | 普通・準中型・中型・大型免許などを持つ人 | 走行装置の学科4時間 |
| 35時間 | 上記の科目免除を受けない人 | なし |
11時間と35時間で受講内容の量は異なりますが、修了する技能講習の資格に上下があるわけではありません。短い区分は、すでに持っている免許や運転業務経験に対応する科目が免除されているものです。
なお、「フォークリフト免許」はよく使われる呼び方ですが、この記事で扱う正式な制度は「フォークリフト運転技能講習」です。
自分は何時間コース?受講条件を順番に確認
自分の受講区分は、次の順で確認できます。
- 大型特殊免許(カタピラ限定を除く)を持っている
- 11時間コースの候補です。
- それ以外の所定の自動車免許を持ち、フォークリフト運転業務の経験が3か月以上ある
- 11時間コースの候補です。
- 自動車免許はないが、フォークリフト運転業務の経験が6か月以上ある
- 15時間コースの候補です。
- 所定の自動車免許を持っているが、経験による免除には該当しない
- 31時間コースの候補です。
- いずれの免除条件にも該当しない
- 35時間コースの候補です。
ここで分かるのは、あくまで候補です。免許の種類や限定条件、経験した車両、経験期間を証明する書類によって最終判定が変わる可能性があります。
そもそも技能講習と特別教育のどちらが必要か分からない場合は、先に敷地内でフォークリフトを運転するときに必要な資格を確認してください。本記事は、技能講習を受ける人の時間区分に絞って解説しています。
11時間コースの受講条件
11時間コースは、次のいずれかに該当する人向けの免除区分です。
- 大型特殊免許を持っている人。ただし、カタピラ車に限る条件が付いた免許は、この条件だけでは該当しません。
- 普通・準中型・中型・大型免許など、規程で定められた自動車免許を持ち、フォークリフト運転業務の経験が3か月以上ある人。
この区分では、走行に関する装置の学科4時間と、走行操作の実技20時間が免除されます。荷役装置、力学、関係法令の学科と、荷役操作の実技は受講します。
運転経験を使って免除を受ける場合、登録教習機関では、最大荷重1トン未満のフォークリフト特別教育修了後の経験を条件とし、特別教育修了証の写しや事業主による経験証明などを求める例があります。「普通免許を持っているだけで11時間になる」わけではない点に注意してください。
15時間コースの受講条件
15時間コースは、フォークリフト運転業務に6か月以上従事した経験がある人向けの免除区分です。走行操作の実技20時間が免除され、学科11時間と荷役操作の実技4時間を受講します。
登録教習機関の公式案内では、最大荷重1トン未満のフォークリフト特別教育を修了した後の6か月以上の経験と、事業主による証明を求める例があります。特別教育を修了しただけで自動的に15時間になるのではありません。
経験期間の数え方や必要書類は、申込先の案内を確認してください。自己申告だけで区分を決めず、予約前に教習機関へ照会すると安心です。
31時間コースの受講条件
31時間コースは、普通・準中型・中型・大型免許など、規程で定められた自動車免許を持つ人が基本の対象です。
所定の免許を持っていると、走行に関する装置の学科4時間が免除されます。実技24時間を含む残りの科目を受講するため、合計31時間です。
普通自動車免許を持っていても、フォークリフトの運転業務経験がなければ、通常は11時間ではなく31時間の候補です。大型特殊免許については限定条件によって扱いが異なるため、免許証の記載を申込先に確認してもらいましょう。
受講区分の候補が分かったら、フォークリフト技能講習の日程・場所を探すことができます。申込み前に、希望する教習機関がその時間区分を実施しているか、必要書類とともに公式案内で確認してください。
35時間コースの受講条件
35時間コースは、免許や運転業務経験による科目免除を受けない人向けです。学科11時間と実技24時間をすべて受講します。
学科と実技の内訳は次のとおりです。
| 科目 | 時間 |
|---|---|
| 走行に関する装置の構造・取扱方法 | 4時間 |
| 荷役に関する装置の構造・取扱方法 | 4時間 |
| 運転に必要な力学 | 2時間 |
| 関係法令 | 1時間 |
| 走行の操作 | 20時間 |
| 荷役の操作 | 4時間 |
| 合計 | 35時間 |
「科目免除の要件がない」ことと、「どの教習機関でも無条件で申し込める」ことは同じではありません。本人確認や受講時の案内など、教習機関が定める申込条件も確認してください。
講習の「時間」と開催「日数」は同じではない
11・15・31・35時間は、法定科目の受講時間を示します。何日間で実施するかは全国一律ではなく、教習機関の時間割によって異なります。
たとえば、同じ31時間コースでも、開始・終了時刻や日程の組み方が同じとは限りません。また、すべての教習機関が4つの時間区分をすべて開催しているわけではありません。
仕事や移動の都合を考えるときは、時間区分だけで日数を決めつけず、各教習機関の最新日程を確認しましょう。受講料も法令で一律に決められているわけではないため、申込先の公式案内で確認が必要です。
申込み前に確認したい3つのこと
1. 免許の種類と限定条件
免許証に記載された種類と条件を確認します。特に大型特殊免許は、カタピラ車限定かどうかで免除の扱いが異なります。
2. 運転業務経験を証明する書類
経験による免除を希望する場合は、特別教育修了証、事業主の経験証明など、申込先が指定する書類を確認します。経験した車両や期間について追加資料を求められる場合もあるため、予約前の確認が安全です。
3. 希望する時間区分の開催有無
教習機関によって、実施する時間区分が異なります。自分の免除条件に合うコースが、希望地域・時期に開催されているかを確認してください。
まとめ:候補を確認したら、教習機関で受講区分を確定する
フォークリフト運転技能講習は、免許と運転業務経験によって受講時間が変わります。
- 大型特殊免許(カタピラ限定を除く)、または所定免許+3か月以上の経験:11時間の候補
- 6か月以上の運転業務経験:15時間の候補
- 普通自動車免許などを保有し、経験免除なし:31時間の候補
- 科目免除なし:35時間の候補
経験による免除は、証明書類を含めて申込先の登録教習機関が確認します。記事だけで確定せず、免許証や経験証明を準備して問い合わせてください。
技能講習サーチでは、地域や希望時期からフォークリフト技能講習の候補を比較できます。掲載内容は確認日時点のため、申込み前に各教習機関の公式サイトで最新の日程・料金・受講条件を確認しましょう。